ロイヤルホスト、身を削った先の未来 HD会長が語った

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聞き手 編集委員・伊藤裕香子

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 外出の自粛に加え、感染症拡大の「急所」と指摘されて、外食産業は大きく身を削っています。「ロイヤルホスト」や「てんや」を手がけるロイヤルホールディングスも赤字となり、総合商社双日の力を借りての立て直しを発表しました。外食に未来は描けますか? 菊地唯夫会長(55)に聞きました。

きくち・ただお 日本債券信用銀行では、頭取秘書を務めていた1998年に経営破綻(はたん)を経験。ドイツ証券を経て、2004年ロイヤル(現ロイヤルホールディングス)に入社。10年に社長、16年に会長兼CEO(最高経営責任者)、19年から会長。

 ――人の移動が大きく制約されて、1年になります。

「完全に間違っていた」

 「外食、高速道路や空港、病院などの飲食店、機内食、ホテルの4事業すべてがやられました。事業が分散されていて、リスクにひじょうに強い会社と思っていましたが、完全に間違っていました。過信をすごく反省しています。人の移動によって成り立つビジネスに、リスクの根本がありました」

 ――過去の危機と、違いますか。

 「金融システムが崩壊したリーマン・ショックとは、まったく異質です。今回のマグニチュードは、圧倒的に大きい。いまのためにホテルや機内食を縮小すれば、将来の成長はなくなるし、将来を優先すればいまはない。ジレンマに陥る可能性を、すごく意識しました」

 ――不採算店を閉め、従業員の希望退職には300人以上が応募しました。

 「身を削っていまを生き残ろ…

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