窪小谷菜月、徳島慎也、申知仁
宮城県内で震度6強の揺れを観測した13日深夜の地震では、多くの店で商品が割れるなどの被害が出た。コロナ禍の苦境から抜け出そうとするさなかに、地震が追い打ちをかけた形だ。しばらくは余震に警戒する必要もあって、客足の戻りを不安視する声は根強い。
角田市で丸正酒店を営む佐々木正博社長(47)は激しい揺れの直後、店に駆けつけると、棚から落ちて割れた酒瓶やお酒が床に散乱しているのを見つけた。被害は500本以上に及ぶという。
飲食店向けの取引が多く、コロナ禍で売り上げが半分に減っていた。「コロナで落ち込んでいる中で、心が折れそうだった。やめてしまおうかとも思った」
そんな佐々木さんを応援してくれたのが、取引先の蔵元の従業員や親戚たちだった。佐々木さんがSNSで店の状況を知らせると、翌日から20人ほどが店の片付けを手伝ってくれた。
店は16日に通常営業を再開。「やっぱり頑張んなきゃダメだと思えた。恩返しができるようにやっていく」
陳列できた商品の数はまだ地震…
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