リオのカーニバル、コロナで中止 嘆く市民「でも賢明」

有料会員記事新型コロナウイルス

サンパウロ=岡田玄
写真・図版
新型コロナのためカーニバルが中止されたブラジル・リオデジャネイロで12日、カーニバルの始まりを意味する鍵を医療従事者に渡すパエス市長=ロイター
[PR]

 南米ブラジルのリオデジャネイロの名物、カーニバルのパレードが新型コロナウイルスの影響で中止された。例年は2月から3月上旬にあり、国内外から数百万人が集まるイベントだけに、地元でも影響は大きい。カーニバルに生きるカリオカ(リオっ子)たちは、コロナ禍を乗り越えようと耐えている。

 「100年以上の歴史で初めてだ。独裁政権でも第2次大戦中でも続けられてきた私たちの路上カーニバルが、今年はない。さみしいなんてものではない」。リオデジャネイロに住むペドロ・マリニョさん(68)は残念そうに話す。

 日本で「リオのカーニバル」と言えば、数万人が参加する壮大なパレードが有名だ。サンボドロモというメイン会場で行われ、最高潮の盛り上がりを見せることは間違いない。

 だが、地元の人たちが楽しみにしているのは、市内各地で開かれる「ブロッコ」と呼ばれる路上カーニバルだ。歩行者天国になった街路を、市民が埋め尽くす。マリニョさんも最古のブロッコの一つ、「ボラ・プレタ」の代表だ。

 「ブロッコは民主主義の象徴…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]