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 静岡県警は16日、ベトナム国籍で住居不詳、無職の男2人=いずれも出入国管理法違反(旅券不携帯)で逮捕済み=を窃盗の疑いで再逮捕し、発表した。県内ではドラッグストアを狙った外国人グループによる高額の万引き被害が相次いでおり、県警は他にも共犯者がいたとみて調べている。

 捜査3課によると、男2人は2日午後7時ごろ、浜松市内のドラッグストアで医薬品27点(販売価格計約16万円)を盗んだ疑いがある。2人は元技能実習生で、店舗の周辺を警戒していた浜松中央署の署員が怪しい車に気付いて職務質問し、出入国管理法違反で逮捕していた。

 昨年、県内のドラッグストアで起きた万引き被害は475件、被害額は計2838万円にのぼる。転売目的で高額の化粧品や医薬品が狙われるケースが多く、一昨年には1回の犯行で販売価格計100万円以上の被害が確認されたこともあったという。

 県警は複数の外国人窃盗グループが存在しているとみており、昨年11月には県警本部と各警察署に組織窃盗捜査班を設置。犯行グループの実態解明を進めている。(植松敬)