コロナ下で協賛増やす女子ラグビーチーム 医療と共に

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野村周平
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 女子ラグビーチーム「横浜TKM」は東日本大震災が起きた2011年、横浜市の医療法人グループが立ち上げた。設立10年を迎える今年、チームの運営体制を転換する。コロナ流行下で病院経営が苦しいなか、チームをいかに持続させるか。チームの代表で、医療法人・横浜未来ヘルスケアシステムの横川秀男理事長(64)に聞いた。

 埼玉・熊谷ラグビー場で7日に行われた15人制女子の関東ラグビー大会決勝。東京山九フェニックスとの合同チームで臨んだTKMは20―25でアルカス熊谷と自衛隊体育学校の合同チームに敗れた。ラグビー経験のある横川氏は終盤に猛追した選手たちの姿を目に焼き付けた。

 「あと1時間試合をしたら勝てたんじゃないかな。そう思うくらい頑張ってくれた。最後まであきらめなかった。猛練習しているから、こういう試合ができるんだと思う」

 この夏で結成10年。15年に亡くなった元慶大ラグビー部監督の上田昭夫氏が創設期、ゼネラルマネジャー兼監督を務めた。15人制W杯の日本代表や東京五輪の7人制代表候補にも選手を送り出す存在になった。

 「このチームがあってよかった。あの時、決断ができてよかった。そう思います。上田さんをはじめ、皆さんの力を借りた。大震災の年だったから、少しでも社会の力になれればと。元々は、ラグビーと医療の精神が一緒という発想から。みんなで体を張り合ってゴールを目指す。最高の医療を目指す過程も同じです」 「10年かけて、少しでも社会に貢献できているのかなと思う。私たちだけでなくみんなで、女子ラグビーを通じたラグビーの発展や、スポーツを通じた社会の活力を高めるための一つの原動力になってこられた。今思えば、女性活躍推進の時代に女子のチームを作ってよかった」

 日本ラグビー協会によると、女子の登録は11年度末の32チーム、2446人から19年度末には72チーム、5082人に。ラグビー全体の競技人口が減るなかで、大きく増えている。

 「今日の試合にしても、本当…

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