コロナ禍で「触る」行為は不謹慎?全盲の学者が問う意味

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中村俊介
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国立民族学博物館准教授 広瀬浩二郎さん(53)

 新型コロナの猛威は、「触る」という行為に否定的な風潮を社会に醸し出しています。しかし、目が不自由な視覚障害者にとってそれは、日々の暮らしや社会とつながるための大切な手段。厳しい現実に悩みながらも、全盲の文化人類学者国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎さん(53)は「触ること」の意味を訴え続けます。

 「それでも僕たちは『濃厚接触』を続ける!」。こんなタイトルの本を出した。コロナ禍のご時世、なんと不謹慎な。いや、ちょっと待ってほしい。視覚障害を持つ人にとって「接触」は社会と交わる、かけがえのない手段なのだ。

 「視覚だけに頼らず全身を触…

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