第4回「ネット断ち」した不登校生、リアルが楽しいと気づいた

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西村悠輔

拡大する写真・図版小学校であった都の啓発授業。男性講師は、ネットやゲームの依存症患者は100万人以上いるというスライドを見せた=2020年10月29日午後2時30分、東京都江東区

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 「最近、スマホを正直使いすぎだと思う人はどれくらいいますか」。昨年10月末、江東区立第二大島小学校(東京)で講師が尋ねた。体育館にいた小学6年生50人のうち、過半数の手が上がった。

 ネットやゲーム、SNSの使い方を教える都の出前授業。今年度、最初にあげた注意事項が「依存」だった。新型コロナウイルスによる一斉休校があった昨年春以降、都の相談窓口にも依存の悩みは増加傾向にある。

 講師は時間制限アプリの使用や、1日の利用時間を表に書き出すのも良い方法だと教えた。ネット依存患者や予備軍は国内に100万人以上いるという推計をスライドに映しながら、講師は警告した。「多いのは中高生ですが、心配なのは小学校高学年の皆さん。いまの使い方次第で、その後の人生に大きく関わってきます」

拡大する写真・図版ゲーム スマホ 依存の果て④デザイン・岩見梨絵

【取材の発端は記者サロン「子どもとオンライン」の声から】 子どもたちにも身近なスマホ、功罪を学校で教える時期では。前例があれば知りたい(大阪府・50代女性)/ネット利用時間や使い方のルール、どのように決めたら良いか(東京都・40代女性)

スマホ部屋」だんだん不要に

 依存に悩む子どもたちに「ネット断ち」を体験させる取り組みもある。

 「僕は不登校になってから友…

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