初期博多港の石積み70メートル 交易を大宰府が管理?

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今井邦彦
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 福岡市博多区の冷泉小学校跡で市埋蔵文化財課が実施していた発掘調査で、平安時代後期(11世紀後半~12世紀前半)の博多港の護岸とみられる石積み遺構が、全長70メートル以上にわたって出土した。現場は宋時代の中国との「日宋交易」で栄えた国際都市・博多遺跡群の一角で、大宰府が貿易を管理するための施設だった可能性がある。

拡大する写真・図版南北全長70メートル以上に及ぶことが分かった平安時代後期の石積み遺構(北から)=福岡市博多区

 石積みは丸や長方形の自然石を最大で60センチほど垂直に積んで造られ、中国に類例がある土木技術とみられる。一昨年秋までに南北約35メートル分がみつかり、調査区を拡張して調べたところ、石積みが南北約70メートルの学校敷地の外まで延びていることが分かった。

 博多では飛鳥時代以降、旧平…

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