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 新型コロナとの闘いを、世界の為政者の多くは「戦争」にたとえる。戦いというたとえは耳になじみやすく、問題点が見えやすくなる面がある。一方、ウイルスとは「共生」を目指すべきだとの専門家の声もある。「戦争」というメタファー(隠喩)について考える。

ウイルス学者・山内一也さん

 ――この1年、新型コロナウイルスへの対応は「戦争」によくたとえられてきました。

 「私には、ウイルスを『敵』ととらえる考え方がしっくりきません。ウイルスが地球上に出現したのは、30億年前と考えられています。一方、ホモサピエンスはたかだか20万年前。人間は、ウイルスが存在していた世界に現れた新参者です。ウイルスを根絶できるという考えは、あまりに人間本位だと感じます。実際、人間がこれまで根絶できたウイルスは、天然痘と家畜伝染病の牛疫だけです」

 ――ウイルスは、人体に害を及ぼす病原体なのでは?

記事後半では、コロナ禍について「日本はもっと戦争ととらえた方がいい」と主張する戦争研究者にも聞きました。

 「実はウイルスはとても多様で…

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