赤木ファイル「提出が夫の遺志に沿う」国への命令求める

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遠藤隆史、米田優人
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 学校法人森友学園大阪市)を巡る財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(49)が国などに損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が17日、大阪地裁であった。雅子さんが意見陳述し、俊夫さんが改ざんの経緯を記録したとする「赤木ファイル」について、「提出されることが夫の遺志に沿う」などと訴えた。

 雅子さん側は8日付で、地裁に対し、国にファイルの提出を命じる「文書提出命令」を出すよう申し立てた。雅子さんは意見陳述で、俊夫さんが生前、「自分のやった犯罪行為は全て書いて残してある」などと話していたことに言及し、「ファイルが証拠として提出されることは夫の遺志に沿うものだ」と訴えた。

 赤木ファイルが存在するかどうかも含め、国は明らかにしていない。その理由について、裁判では「改ざんの経緯などにおおむね争いがなく、回答の必要性がない」とする一方、国会では「訴訟に影響を及ぼす」などと答弁してきた。雅子さんは閉廷後の会見で「ファイルがあるかないかも言ってくれない。理解に苦しむ」と批判した。

 原告側代理人によると、国側は5月までにファイルについて改めて回答をする意向を示したという。遠藤隆史、米田優人)

文書提出に三つの壁

 裁判では今後、裁判所が「赤木ファイル」を文書開示の対象として国側に提出を命じるのかどうかが、当面の最大の焦点となる。

 「伝家の宝刀」。2012年…

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