ワクチン、高い有効性 副反応情報の迅速公開求める声も

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富田洸平、土肥修一、野口憲太 三上元
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 新型コロナウイルスのワクチン接種が国内でも17日、医療従事者から始まった。一般の人への接種は4月以降、高齢者からとなる。新型コロナのワクチンは高い有効性が報告されているが、ワクチンの利益とリスクをひとり一人が理解したうえで接種を決められるように、国が副反応の情報を集めて発信するしくみが重要になる。

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 「痛みはほとんどなかった。刺した時にチクリぐらい。病院の中で不安がなく仕事ができ、患者さんにとっても安心であるといい」

 東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター。17日に接種を受けた看護師の女性はこう感想を述べた。

 同センターでは接種後に発熱などで仕事を休む人が出る可能性も考え、1日に約60人ずつ接種する。医師は外来や手術の前日の接種は避け、看護師なら、休日の前日に接種するという。

 樅山幸彦副院長は「市中感染と院内感染の危険性にたえずさらされている危機感もあって多くの職員が接種を希望した。医療従事者としての使命感もある。通常の医療が継続してできるように配慮をし、日程を組んだ」と話した。

 新型コロナのワクチンは、国内外の臨床試験(治験)で安全性に大きな問題は見つかっていない。国内の治験結果によると、副反応(ワクチン接種と因果関係が否定できない病気や症状など)は注射後の接種部位の痛みが79・3%、頭痛が44・0%(いずれも2回目の接種後)など。海外の結果と大きな違いはないと判断され、承認された。インフルエンザワクチンと比べると頻度は高いが、いずれもワクチンの副反応としては一般的な症状だ。

 先行して昨年12月に接種が始まっている米国。1月24日時点で1200万人を超える人がファイザーのワクチンについて少なくとも1回の接種を受けた。

 米疾病対策センター(CDC)の資料によると、接種を受けた人がスマートフォンのアプリで症状を申告するシステムで1月14日までに報告された有害事象(ワクチンに起因するかどうかにかかわらず、接種後に起きたすべての好ましくないできごと)の頻度は接種部位の痛み67・7%▽倦怠(けんたい)感28・6%▽頭痛25・6%▽筋肉痛17・2%――など。1回目より2回目の接種後に頻度が高まる傾向があった。

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 別のシステムのデータでは…

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