オランダ夜間外出禁止令、裁判所が政府に異例の解除命令

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ブリュッセル=青田秀樹
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 新型コロナウイルス対策としてオランダ政府が1月に導入した夜間外出禁止令について、同国の裁判所は16日、ただちに解除するよう政府に命じた。同国では規制に抗議する大規模なデモが相次ぎ、数百人の逮捕者が出る事態になっていた。市民の自由を罰則付きで制限する措置が欧州各国で導入されるなか、司法当局が外出禁止令の解除を命じるのは異例だ。

 問題となったのは、1月23日に導入された措置。変異ウイルスへの警戒感が高まるなかで、午後9時から翌朝4時30分までの外出が原則禁止とされ、違反者には95ユーロ(約1万2千円)の罰金が科された。

 報道によると、同国で外出禁止令が出されたのは第2次世界大戦以降で初めて。飲食店の店内営業の禁止などに加え、罰金を伴う夜間外出禁止令が出されたことに市民が反発し、各地で抗議デモが発生。警察が催涙ガス発射するなど市民との衝突も起き、地元警察は「過去40年間で最悪の情勢不安」としていた。自由の侵害だと抗議するグループが、外出禁止令の見直しを求めて裁判所に訴えていた。

裁判所、措置の導入過程に「妥当ではない」

 夜間外出禁止令について、裁…

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