4年2組考案、地元食材てんこもりラーメン 限定20食

岩堀滋
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 【神奈川】相模原市の地元食材が「てんこもり」の特製ラーメンを、南区の市立谷口台小学校4年2組の子どもたちが考えた。10歳になった子どもたちが、同じく誕生10周年を迎えた「南区」を盛り上げようと、総合学習の時間に取り組んだ。18日から3月14日まで、学校近くの中国料理店で提供される。

 養鶏が盛んな南区麻溝台地区の卵を使った「煮卵」や、ブランド豚「さがみはら香福豚」のチャーシュー。地場野菜も盛ったラーメンは、その名も「南区10(てん)こもりラーメン」だ。

 17日は同校の体育館で「完成披露パーティー」があり、地元の関係者がラーメンを味わった。子どもたちは1月に試食を済ませたといい、保坂陽菜(ひな)さん(10)は「おいしかったし、自分たちが意見を積み重ねてきた結果がこうして形になるのは本当にうれしい」。濱田圭誠(きよまさ)君(10)は「どういう地産品があるかさえ知らなかった。学習で大きく成長できました」と話した。

 相模原市は2010年4月に政令指定都市になり、「南区」が誕生。4年生の子どもたちは10年度に生まれた。昨年6月以降、「南区と自分たちの誕生からの各10年を祝い、南区を盛り上げるためにどうしたらいいか」をテーマにみんなで考えた。

 地元の特産品を調べ、オリジナルのラーメンを考案。イラストにして、学校近くの中国料理店「昌龍飯店」に相談した。

 「コロナ禍でも、子どもたちに希望を持ってもらいたい。夢を実現させてあげたい」。店長の河内文雄さん(50)はこんな思いで応えた。河内さんは小麦粉で「10」の文字をかたどった自家製揚げワンタンを作り、「祝」の文字を入れたノリもトッピングして、特製ラーメンが完成した。

 西山俊彦校長はこの日、「学習成果を単なる発表だけでなく、現物として多くの住民に食べてもらえる。それを成し遂げたのはすごいこと」と子どもたちに語りかけた。

 特製ラーメンは税込み千円で、1日限定約20食。やや高いが、「食材調達が大変。本来はこの値段で出せない」と河内さん。コロナ禍で売り上げが減る中、店がある相模大野駅近くの「女子大通り商店街」の盛り上げにもつなげたいという。

 昌龍飯店(042・743・2341)は水曜日定休。緊急事態宣言中の営業時間は午前11時~午後2時と、午後5~8時。岩堀滋