[PR]

 戦国武将の武田信玄をしのび、甲府市で春に開かれてきた「信玄公祭り」の実行委員会は17日、4月開催を断念し、10月下旬から11月上旬の開催をめざすことを決めた。コロナ禍のもと、参加団体の半数以上から見送りを求める意見が寄せられるなどしたという。

 祭りは1970年に始まり、48回開かれてきた県内最大級のイベント。一昨年は16万6千人が訪れたが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止に追い込まれた。今年は4月9~11日、規模を縮小して実施し、メイン行事「甲州軍団出陣」のパレードなどが予定されていた。

 この日の県、甲府市の実行委では、10都府県で緊急事態宣言が解除されていない中、多くの参加団体から4月開催の見送りを求める意見が寄せられた▽4月上旬ではワクチン接種が一部に限定され、安全確保ができない▽秋にはワクチン接種が行き渡る見込み▽11月3日に信玄公が生誕500年を迎える、という理由が説明され、秋開催を検討することが了承された。

 県実行委の仲田道弘副会長は「昨秋からアンケートをとってきたが、見送ってほしいという声がだんだん増えていった。苦渋の決断だが、秋開催に向けて全力を尽くしたい」と話した。(永沼仁)

関連ニュース