バイデン大統領、イスラエル首相に電話 「遅い」に臆測

ワシントン=大島隆
[PR]

 バイデン米大統領は17日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で協議した。就任から1カ月近く経っても電話をしなかったことから、米側が意図的に遅らせているのではという臆測が出ていた。

 ホワイトハウスによると、両首脳は防衛協力を含めた二国間関係の強化を確認したほか、イランを含む地域情勢について協議した。バイデン氏イスラエルとアラブ諸国などとの国交正常化を支持する考えを伝えた。また、バイデン氏はネタニヤフ氏に対して、パレスチナとの関係を含め、地域の平和を推進する取り組みの重要性を強調したという。

 トランプ前政権はエルサレムイスラエルの首都と認定して大使館を移転させるなど、親イスラエルを前面に出した政策を推進。ネタニヤフ氏はトランプ氏と親密な関係を築いた。

 一方、バイデン政権はイスラエルパレスチナの「2国家共存」を支持し、トランプ政権が削減したパレスチナ支援を復活させる方針を明らかにしている。

 バイデン氏は1月20日の就任直後から各国首脳と電話協議を重ねているが、ネタニヤフ氏には電話をしていなかったため、トランプ氏と親しかったことが原因では、などといった臆測が広がっていた。(ワシントン=大島隆