「たばこは吸わない」「節酒する」「活発な身体活動を」。健康で長生きするための提言を、国立がん研究センターや国立循環器病研究センターなど六つの施設がまとめ、19日に公表した。様々な病気にまたがっての予防への提言は国内で初という。
拡大する健康寿命延伸のための提言を発表する国立がん研究センターの津金昌一郎さん(中央)ら=東京都中央区
高度専門医療を担う6国立施設が連携して、住民の健康状態の追跡調査や国内外の研究・論文をもとに、健康寿命を延ばす科学的根拠が十分と判断した10項目を厳選して示した。健康によいとされる情報は多くあるが、不確かなものも多い。まずこの提言から始めてほしいと研究者は言う。
喫煙はがんや高血圧、うつ病、認知症のリスクを高める。他人の煙を吸う受動喫煙も、がんや呼吸器の病気のリスクを高める。
酒を飲むなら節度を心がける。適正量は1日あたり男性は日本酒なら1合(アルコール量23グラム)、女性はその半分までとする。また、飲まない休肝日をもうけることを推奨する。
食事は多すぎず少なすぎず…
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