ライブエンタメ「ほとんどお手上げ」、興行主に届く葛藤

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小原智恵
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 全国のドームやアリーナツアーが延期や中止なり、苦境に立たされている音楽ライブ業界。大規模公演だけでなく、多くのコンサートやライブの中止に追い込まれ、動員数の激減は地方のエンタメ業界でも深刻な事態だ。東海地方のエンタメを支えてきた老舗興行会社「サンデーフォークプロモーション」の伊神悟社長(58)が、コロナ禍で一変したコンサート市場や、地域エンタメの今後を語った。

サンデーフォークプロモーション 名古屋市東区。1960年代にできた学生のフォークソング団体が前身。現在の会社は2008年に設立し、静岡県も含む東海地方のコンサートの運営や、「メリーロックパレード」などの自主企画を行う。19年は1757公演、約356万人を動員。19年度の売上高は126億円。

 ――ドームやアリーナでの公演をはじめ、コロナ禍で多くのコンサートが中止や延期になっています。

 「われわれは2019年に東海地方の1757公演で約356万人を動員しましたが、20年は一転、概算で465公演、約84万人まで大幅に減り、売り上げは相当ひどい状況です。ナゴヤドーム(現バンテリンドーム ナゴヤ)では19年に40公演近く開催しましたが、今月も「EXILE TRIBE」がドームツアーを延期したように、大規模公演の延期や中止が続いていて、お客さんを入れての公演ができていません」

 ――コロナ前のライブエンタメの市場はどうでしたか。

 「コンサートの市場規模は2…

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