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#コロナを生きる言葉集

もしいま、自分が10歳の子どもだったら(サッカー日本代表 久保建英(たけふさ))

 昨年10月、その年初めて迎える日本代表戦の前に、久保選手は語った。19歳で代表に定着するほどの実力を持つが、10歳は運命の分かれ道だった。強豪バルセロナの入団テストに合格し、意を決して当時所属していたJ1リーグ川崎フロンターレの下部組織からスペインに渡った年齢だ。

 昨季はコロナ禍で各国のリーグ戦は中止や中断に追い込まれた。久保選手がプレーするスペインも3カ月間近く中断した。Jリーグも同じで、サッカーを楽しむ風景は一度失われた。「子どもは非常にサッカー選手という夢が一歩遠のいてしまう感覚を持っていたと思う」と感じていた。

 だからこそ、年内初めての代表戦で、「自分たちのプレーでサッカー選手は非常に素晴らしい職業だと見せていく」と誓った。見失いそうな夢を、子どもたちに再び思い起こさせる。そんなプレーを。本人への取材から。(吉田純哉)

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。