総裁選出馬を問われた河野氏、オンライン討論での回答は

坂本純也
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 今秋の自民党総裁選に立候補するかどうか、オンライン討論会で問われ、答え始めた河野太郎規制改革担当相の音声が突然、消えた。その後、発言機会はなく、参加者には「回答」は伝わらないままだった。

 討論会は起業家などに向けて、経済同友会が18日に開いた。

 河野氏が意図的に消音にしたかは不明だが、司会者は「ミュートになった」と消音に切り替えられたと指摘。別の参加者は「高度なテクニックだ」と笑った。河野氏が音声なしのまましゃべり終えると、別の参加者が話し始めた。その後、河野氏の発言機会はなかった。

 河野氏は約1時間の間に、行政手続きでの押印廃止をはじめとした、デジタルや規制の改革について語り、参加者と意見を交わした。終盤に事前に募っていたものとして、「お答えいただけないかと思う質問だが、9月の総裁選には出ますか」との質問が出た。河野氏が、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったことなどを説明した後、「最後の質問のところは何だかよく……」と口にしたところで、音声が聞こえなくなった。

 河野氏は将来的に首相の座をめざす考えを明らかにしているが、直近では、菅内閣の重要閣僚の一人として、菅義偉首相を支える姿勢を示している。(坂本純也)