エアガン虐待、奪われた命 検証委「市の対応は不十分」

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遠山武
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 福岡県田川市の1歳男児が親にエアソフトガンで撃たれたり、放置されたりした後、死亡したとされる事件。虐待が疑われる事態をなぜ防げなかったのか。検証を進めてきた市の諮問機関「児童虐待等事例検証委員会」(委員長=杉野寿子・県立大教授)が18日、二場公人市長に答申書を提出した。

 検証委は医療や法曹関係など識者6人からなり、2020年2月から計10回の会合を重ねた。市と児童相談所の職員計10人から聞き取りし、男児の家庭に関係者がどう関わったかを検討した。

 答申書によると、男児は17年7月、5人きょうだいの三男として生まれた。生後4カ月、8カ月の乳幼児健診はいずれも受診しなかった。それ以前にも長男の体重が思わしく増えず、次男が乳幼児突然死症候群で死亡したことが確認されており、市の要保護児童対策地域協議会は17年5月、この家庭に対する支援が必要と判断。家庭訪問や電話連絡を繰り返したという。

 市によると、担当者は母親が…

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