(特派員メモ)進撃の巨人「似てる」 @ガザ地区

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高野遼
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 昨年12月、パレスチナのガザ地区で若者たちと話をした時のこと。最近の流行を尋ねると、「アタック・オン・タイタン」と答えが返ってきた。日本のアニメ「進撃の巨人」のことだ。

 いまや中東でも、日本アニメは定番の話題だ。ガザ地区で「進撃の巨人」が人気でも驚かない。だが続く言葉にはっとした。「だって、壁の中で戦う話なんだよ。色々と似てるんだ。見てみたらどう?」

 どういうことだろう? 出張から戻って遅ればせながら、私も見始めた。世界を支配する巨人の襲撃を恐れ、高さ50メートルの壁に囲まれて生きる少年たちの物語。なるほど、イスラエルが建てた高いコンクリートの壁に閉じ込められて暮らす、そんなガザ地区での日々を思わせるというわけだ。

 しかし、「壁」という共通点…

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