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 スペイン北東部のカタルーニャ自治州で14日に州議会選挙があり、スペインからの独立派が過半数を維持した。カタルーニャが住民投票の結果を受けて、一方的に独立を宣言したのは4年前のこと。宣言に反発した中央政府によって州の自治権が一時停止されるなどしたが、議会の過半数はその後も独立派が握り続けている。建築家のアントニ・ガウディや名門サッカーチーム、FCバルセロナでも知られるカタルーニャには、どんな人たちが暮らしているのか。独立を求めているのはなぜか。この地域の事情に詳しい法政大学の田澤耕名誉教授に聞いた。

 ――「カタルーニャ」とは何でしょうか。

 色々と定義ができますが、一番大きく捉えるとカタルーニャ語を話す人たちの共同体や文化のことです。現在のスペインの行政区分である「カタルーニャ自治州」は、地中海岸の北東部でフランスと国境を接する三角形をした地域を指します。

 一方、「カタルーニャ文化圏」という意味では、北のピレネー山脈を越えてフランス側にも掛かってきます。歴史の曲折があって、ピレネー山脈より北は現在、フランスに属しています。

 ――カタルーニャ語という言語でつながっているのですね。

 はい。カタルーニャ語はスペイン語の方言ではありません。紀元前後にこの一帯を支配していたローマ帝国のラテン語から派生した言語です。スペイン語とは姉妹関係にあります。言語的にも文化的にも遠くはありませんが、独自の存在として現在まで受け継がれてきました。

 ――スペイン語とはどのくらい違うのですか。

 私は1978年、当時働いてい…

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