エボラ出血熱が流行中のギニア WHOがワクチン支援

ナイロビ=遠藤雄司
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 世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局のモエティ局長は18日、アフリカ西部ギニアエボラ出血熱が流行しているとして、ワクチン1万1千回分を週末にも送付するとオンライン会見で明らかにした。専門家も派遣する予定で、「WHOは過去の教訓に基づき、支援の規模を拡大していく」と話した。

 AFP通信などによると、ギニア南東部ンゼレコレで1月末、看護師(51)が死亡。その後、看護師の埋葬に出席した参加者らが相次いで嘔吐(おうと)や下痢などを発症し、うち4人が死亡した。ギニア政府は2月14日、看護師らがエボラに感染していたことを確認し、エボラの流行を宣言した。

 WHOのワクチンは今月21日ごろに届く見込みで、さらに米国からも8600回分が届けられる予定。WHOなどによると、ギニアでエボラによる死者が確認されたのは2016年以来という。14~16年ごろにかけての西アフリカでの流行では、ギニアと隣国のシエラレオネリベリアで計1万1300人以上が犠牲になった。

 WHOなどによると、エボラ出血熱の致死率は平均で50%程度とされる。アフリカ中部にあるコンゴ民主共和国でも今月、4人のエボラへの感染が確認されている。(ナイロビ=遠藤雄司)