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 自民党の竹下亘・元総務会長が、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長をめぐり「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」と発言したことについて、加藤勝信官房長官は19日午前の記者会見で「男女共同参画という観点から、いろんな疑問が出されている」と指摘した。

 加藤氏は発言の評価を問われ、「政府の立場から、適切・不適切を個々に申し上げるのは控えるべきだろう」としつつ、「政府としては女性の活躍、男女共同参画を進めていく立場だ。そういうことにのっとった対応を引き続きお願いしていきたい」と語った。加藤氏は、竹下氏が率いる竹下派に所属している。

 橋本氏が男性アスリートにキスをしたとの過去の週刊誌報道などを念頭に、竹下氏は18日、「別にセクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界」などと記者団に語った。その後、竹下氏の事務所は報道各社に「正確には『男勝り』と言いたかった」と発言の「訂正」を申し入れた。

 加藤氏の会見では、記者から「『男勝り』という表現も性別をことさら強調し、時代錯誤として嫌う人もいる」との指摘も出た。