箱根の入湯税収、激減の見通し 火山や台風の年を下回る

村野英一
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 神奈川県箱根町の入湯税収入が、コロナ禍を受けた観光客の激減により大幅に落ち込む見通しとなった。2020年度は当初予算で7億1340万円を見込んでいたが、決算では過去10年間で最少の3億6268万円にとどまりそうだ。

 町は21年度の入湯税収入を、前年度当初比26・6%減の5億2340万円と見込む。台風襲来などで町内の被害が甚大だった19年度(入湯税の決算額約6億2千万円)や、火山活動が活発化して観光客が減った15年度(同約5億9千万円)よりも少ない。

 勝俣浩行町長は「入湯税収は大きな災害がなければ7億円前後になる。ワクチンの接種が進むことに期待するが、先を確実に読むのは難しい」と述べた。

 町が18日に発表した21年度一般会計当初予算案の総額は、前年度当初比10・7%減の95億5400万円。小中学校給食費の無償化事業に2879万円を計上した。昨年11月に就任した勝俣町長が掲げる「生活重視」をふまえ子育て世帯の負担を軽減する。(村野英一)