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 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らによる愛知県の大村秀章知事へのリコール署名問題で19日、事実解明を求める決議を愛知県議会が全会一致で可決した。大村氏は、署名活動を支援した名古屋市の河村たかし市長らを念頭に、改めて「関係者には徹底した全容解明を求める」と強調した。

 愛知県議会はこの日開会。決議は「首長の解職などを求める直接請求は、間接民主制を補完する重要な制度。不正な署名が行われていたとすれば、民意の反映といった民主主義に対する重大な挑戦」と強く批判し、「我が国の民主主義を守るため、一刻も早い徹底した事実解明を強く求める」とした。同様の決議は、18日に開会した名古屋市議会でも全会一致で可決され、「関係機関の連携・協力により、真相究明を徹底して行うことを強く求める」としている。

 大村氏は「全会一致で可決され、県議会の強い意思が示された。誰が何でこんな違法行為をしたのか徹底解明され、厳重に処断されなければならない」と述べた。

 署名は、県選挙管理委員会が今月、提出された約43万5千筆のうち約83%に無効の疑いがあるとの調査結果を公表。「大量の署名が偽造された疑いがある」として15日、地方自治法違反容疑で愛知県警に刑事告発した。署名簿の一部はアルバイトによって佐賀県で作成された疑いが浮上しているが、署名活動団体の事務局は関与を否定している。(藤田大道)