米国の平均寿命、1歳短く 20年上半期、コロナが影響

ワシントン=香取啓介
[PR]

 米国立健康統計センターは18日、米国内の2020年上半期の平均寿命が77・8歳となり、前年から1年短くなったと発表した。国内の死者が50万人に迫る、新型コロナウイルスが影響しており、米メディアによると第2次世界大戦中以来の下げ幅という。また、黒人やヒスパニックなど人種マイノリティーで大きく下がっており、人種間格差が浮き彫りになった。

 センターによると、20年1~6月に生まれた人の平均寿命は男性が75・1歳(前年比1・2年減)、女性が80・5歳(同0・9年減)だった。前年と比べ、特に変化が多かったのは黒人男性の68・3歳(同3・0年減)、ヒスパニック男性の76・6歳(同2・4年)だった。白人は男性が0・8年、女性が0・7年の減少だった。20年秋以降は新型コロナの感染が悪化したため、通年ではさらに短くなるとみられる。

 米国では、マイノリティーは飲食店や公共交通機関など在宅勤務が難しく、感染リスクが高い仕事に就く割合が高く、医療へのアクセスも十分でない。(ワシントン=香取啓介)