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 冨田浩司駐米大使が19日、就任後初めての記者会見を開き、バイデン政権との関係構築を急ぐ考えを示した。同盟国との協調を重視する新政権の方針を歓迎する姿勢も示した。

 駐韓大使だった冨田氏は、トランプ政権からバイデン政権への交代に伴い、駐米大使に任命された。オバマ政権時代に駐米公使や外務省北米局長を務めた。

 冨田氏は「新しい政権とのしっかりした関係を構築していくことが私に課せられた課題だ」と述べ、バイデン政権との間で政策の方向性について共通認識を構築していく意向を示した。

 冨田氏は対中政策における日米の協調について、「米中関係が安定的に推移するかどうかは日本にとっても大きな関心事だ。中国に関する政策のすりあわせは多岐にわたる。新政権は対中国で、同盟国と一緒に取り組むことを明確にしており、日本側の考え方もインプットしながら政策調整がうまくいくように協力していきたい」と述べた。バイデン政権の対中政策については「厳しい基調は続いているという印象を持っている」と話した。

 また日米韓3カ国の関係について「バイデン政権は北朝鮮の問題で日米韓の連携を重視するのではないか。日韓関係改善への期待感はあるだろうが、日韓の懸案を改善するためには日韓両国自身が取り組む必要がある」と話した。

 また、日米の首脳や閣僚の対面での会談について、早期の実現に向けて働きかけていると明らかにした。(ワシントン=大島隆)