仲間少ない女性議員に菅氏の電話「権力のそばに来たら」

有料会員記事

野平悠一
写真・図版
フロントライン
[PR]

 女性初の「総理総裁」。自民党野田聖子幹事長代行はその頂をめざし、挫折を繰り返してきた。過去3度にわたって総裁選に意欲を見せてきたが、いずれも立候補に必要な20人の推薦人を集められず断念した。そしていま、菅政権下で選んだ道もまた平坦(へいたん)ではない。

 東京五輪パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言は、改めて日本における男女間の不平等をクローズアップすることになった。

 自民党に所属する女性議員のトップランナーの一人で、これまで「選択的夫婦別姓」など男女の不平等是正に取り組んできた野田氏の発言にも注目が集まった。その野田氏は慎重な物言いに終始する。

 野党の女性議員は森氏の発言に抗議して白い服を着て国会に臨んだ。そのことを問われると、「言葉の積み重ねが国会議員の仕事。自由だと思うが私はしない」と応じた。

 二階俊博幹事長がボランティア辞退の動きについて「瞬間的」などと述べて批判を浴びたことについては、「言い間違い」と擁護した。

 こうした言動に対し、ツイッターなどSNS上では「残念だ」「がっかり」などの投稿が相次いだ。野党の女性議員の一人は「総裁選に出るには二階幹事長の支援が必要と考えて擁護したのではないか」と冷ややかに語った。

 自身は多くを語らないが、野田氏に近い議員はこんな解説をする。「いまは二階さんのもとで、自分をあまり出さずに地道に仕事をすることが、次の総裁選につながる」

 野田氏を党の要職の幹事長代…

この記事は有料会員記事です。残り2695文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
Think Gender

Think Gender

男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]