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 一昨年の12月、フジテレビからフリーに転身したばかりのタイミングで、ステージ4のがんを公表したアナウンサーの笠井信輔さん。闘病中、何よりの支えになったのは、妻の茅原ますみさんをはじめとした「家族の明るさ」だったそうです。がんとの共生社会をめざすイベント「ネクストリボン2021」(朝日新聞社、日本対がん協会主催)に夫妻で登壇し、振り返りました。

 笠井さんががんだとわかったのは、長引く体調不良に悩まされ、病院で検査を続けていたときだった。「ごめん、がんになっちゃった」

 フリーになり、会社員のときのように補償はない。働かなければ収入はなくなる……。とにかく仕事のことが気がかりだったという笠井さんは、夫妻で医師の説明を聞くときにも、真っ先に「いつになったら仕事に戻れますか」と口にしていた。

 「死ぬかもしれない。でも、働きたい」。自身の体調や仕事、様々な不安と葛藤する笠井さんの横で、ますみさんは常に冷静だった。

 「報道記者だったからかな」。医師の説明を細かくメモし、帰宅後すべて文章にまとめて、「今日説明されたのはこういうことだから、理解しておいたほうがいい」と渡した。「これには、本当に助かりました」と笠井さん。

病室に「おばあちゃんの卵焼き」

 ますみさんが3人の息子と話し…

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