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 1708(宝永5)年に建てられた国の重要文化財、山梨県南アルプス市西南湖の安藤家住宅でひなまつりの展示が始まった。山梨独自の「横沢びな」など、市民らが市に寄贈した約250体が並ぶ。

 横沢びなは明治から昭和の初めにかけて、甲府市の旧横沢町(現在の宝地区周辺)周辺の問屋や工房が手がけ、人気を博した。南アルプス市がある峡西地域では、これらの人形を横沢町の行商人から購入し、飾ったという。

 老夫婦や鶴亀がセットになったものなど多彩な人形を公開している。子どもの人形は表情が豊かで、健やかに育つことを願った思いが伝わってくる。市教委の手塚健さん(46)は「ひな人形はもともと子どもの健やかな成長を願うもの。コロナ禍のなか、疫病退散の願いも込めて見に来てほしい」と話す。

 4月12日まで。大人300円、小中高校生100円。未就学児は無料。火曜休館(2月23日は開館、翌24日休館)。問い合わせは安藤家住宅(055・284・4448)へ。(三ツ木勝巳)

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