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 静岡県藤枝市は1月末、西益津幼稚園前の市道約300メートルを「キッズ・ゾーン」に設定した。立て看板や路面への標示で付近を通る車の運転手に、注意や徐行を呼びかける。今後、市内の他の幼稚園、保育園周辺にも広げる計画。キッズ・ゾーンは山口県や千葉県で先行例があるが、県内では初。

 幼稚園前の市道は県道からの抜け道にあたり、幅5メートル。車がすれ違うと、園児が道路脇を通ることが難しい。市はゾーンの両端の路面を緑色に塗り、ひよこの絵と「キッズゾーン」の文字を書いた。また道の両端に歩道を示す区画線を引いたり、交差点注意などの文字を書いたりした。

 同市では2019年5月、大津市で園児の列に車が突っ込み2人が死亡した事故を受け、市内の保育園、幼稚園の通園路を点検した。これまでに約70カ所にカーブミラー、車止め、ガードパイプなどを設置。歩道に色を塗るなどの対策を取ってきた。

 キッズ・ゾーンの設定はその延長線上にある対策で、保育所、幼稚園の周囲半径500メートルを原則として、市と道路管理者、警察署が協議して、地域に合った交通規制や表示を決める。市道路課は「園児の散歩の安全を守り、事故を減らしたい」としている。(阿久沢悦子)

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