J1クラブの戦力を分析 昨季リーグ戦1~10位は?

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金子智彦 木村健一
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サッカーの明治安田生命J1リーグが26日に開幕する。優勝を目指して争う20クラブの戦力を、担当記者が分析した。初回は昨季リーグ戦の1~10位のチームを紹介する。

川崎フロンターレ 1試合3点を狙う攻撃力

 昨季は圧倒的な強さで史上最速優勝を決めた。今季はどのクラブも成し遂げていない偉業に挑む。J1での優勝とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇の2冠だ。鬼木達監督は「そこを目指さないといけない使命感みたいなものがある」と力強く語る。

 昨季は34試合で計88得点と、J1の年間最多得点を更新。今季も「1試合3得点」を掲げる。チームが目指す攻撃的なサッカーを体現してきた昨季のJリーグベストイレブン9人中8人が残ったことが、「最大の補強」と言える。

 新人で13得点を挙げたMF三笘薫や22歳のMF田中碧ら若手のさらなる成長も見込める。アンカー役だったMF守田英正は海外へ移籍したが、名古屋で主力だったシミッチがその穴を埋めてくれるだろう。

 唯一の懸念は日程面か。ACLは4~5月の集中開催が決定。過密日程が見込まれ、昨季もACL出場チームがJ1のリーグ戦で苦戦した。精神的な柱だった中村憲剛が抜けた後迎える初のシーズンでもある。それでもDF谷口彰悟は「さらに進化させていく」と自信を見せる。

ガンバ大阪 就任4年目・宮本監督の腕次第

 「強いガンバに持っていけつつある。タイトルに挑戦できる1年にしたい」と宮本恒靖監督。就任4季目は優勝が現実的な目標になる。

 昨季はリーグ2位、天皇杯準優勝も、後塵(こうじん)を拝した川崎との実力差は明白だった。粘り強い守備の意識は植え付けたものの、その代償に「看板」だった攻撃は色あせた。昨季リーグ戦での総得点は川崎の88に対し、46。この差を埋められるか。現役時代、頭脳派DFでならした指揮官の攻撃面での手腕が問われる。

 昨季リーグ3位の15点を挙げたレアンドロペレイラを広島から、左足のシュート力が魅力のチアゴアウベスを鳥栖から獲得。パワーあふれる助っ人を補強し、3トップの新布陣も選択肢に加わった。縦への速攻に加え、ボールを保持しながら相手を崩しきる形を狙う。

 ボランチには2年越しのラブコールが実った韓国代表、朱世鍾が加入した。昨年末に右足首を手術した昌子源が復調すればストッパー陣は盤石の一方、サイドバックの層の薄さは気がかり。4年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ参戦による過密日程も待ち構える。元気な若手の台頭は不可欠だ。(金子智彦)

名古屋グランパス お家芸の「大型補強」で11年ぶりV目指す

 昨季は3位と躍進した。9年ぶりに挑むアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も見据え、停滞するオフの移籍市場で、お家芸の「大型補強」を敢行した。

 セ大阪から看板選手だったFW柿谷、昨季2冠の川崎からはJ1屈指のドリブラーだった斎藤を引き抜いた。右ひざを故障中とはいえ、鳥栖からレンタル中だったFW金崎も完全移籍で獲得した。マテウス、前田らタレントの力が融合すれば、昨季45得点(リーグ12位)にとどまった迫力不足は解消する。

 一方、28失点は昨季リーグ最少だった。17試合で無失点を記録したGKランゲラック、全試合にフル出場した丸山と中谷の両センターバックら、守備陣の充実ぶりにも目を見張る。攻守のかじ取り役に浦和でACL優勝経験のあるボランチ長沢を獲得し、ボランチもこなせるDF木本、サイドバックの森下も加入。競争を促すことで、さらなる上積みを狙っているようだ。

 就任3年目を迎えたフィッカデンティ監督の「堅守速攻」に磨きをかけるための補強策。言い訳の許されない陣容で、11年ぶりのリーグ優勝を目指す。(木村健一)

セレッソ大阪 クルピ監督が…

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