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 「3番セカンド山田、山田。背番号1」

 21日にプロ野球ヤクルトのキャンプ地、ANAボールパーク浦添であった楽天との練習試合。新型コロナ禍の影響で無観客にもかかわらず、場内アナウンスが風に乗っていた。

 耳に心地よく届いた声の主は、沖縄県南城市の西村悦子さん(56)。地元ラジオ局のパーソナリティーをしている。

 西村さんとヤクルトとの縁は2007年から。フリーアナウンサーだった西村さんは、地元のキャンプ協力会と球団の交流会の司会をした。当時選手兼監督だった古田敦也さんが、ファンサービスの一環で、練習中にマイクを使った選手紹介などが出来ないかと考え、西村さんに依頼をしたのが始まりだった。

 「高校野球を見るのは好きでしたが、プロ野球は初心者でした」と西村さん。選手の顔と名前、背番号を一致させようと選手名鑑を買って頭にたたき込んだ。他球団のキャンプ地を自主的に巡って、場内アナウンスのコツを学んでいった。

 ヤクルトの黄金期を築いた元監督の野村克也さんと出会ったのもこの球場だった。当時、野村さんは楽天の監督だったが、「ノムさんが練習試合で来ると、ヤクルトの方は一言一言を聞き逃すまいと話を聞いていた。笑い声もよく起きていました。明るく太陽のような方で、私にも優しく声をかけてくれました」

 感謝の気持ちをこめ、バレンタ…

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