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 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は21日、イランで23日以降、未申告の核関連施設への抜き打ち査察が停止されると明らかにした。ただ、イラン側の申告に基づく施設への査察は当面続けられる。イランは米国による制裁の解除を求めており、グロッシ氏は米国などとの協議の進展に期待を示した。

 グロッシ氏は20日からテヘランを訪問し、21日にイラン原子力庁のサレヒ長官やザリフ外相と会談した。

 イランは、2018年に核合意から離脱して制裁を再開した米国に反発し、合意の制限を超える核開発を進めてきた。今回の抜き打ち査察の停止は、イランで昨年12月に成立した新法に基づく。今月21日までに米国が制裁を解除しなければ、核合意に基づき、抜き打ち査察の実施を盛り込んだ「追加議定書」の履行停止を新法は定めている。

 AP通信などによると、グロッシ氏はウィーンで記者会見を開き、「イラン側との集中的な協議によって良い結果が得られた」と説明した。IAEAは23日以降、未申告の核関連施設への抜き打ち査察はできなくなるものの、申告に基づき査察が認められる保障措置協定に沿った活動は続けられる。

 共同声明では「必要な検証や監…

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