ワクチン証明書提示でジムやホテル利用OK イスラエル

新型コロナウイルス

エルサレム=高野遼
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 イスラエル政府は21日から、新型コロナウイルスのワクチン接種済みの人と、感染から回復した人に発行される「グリーンパス」を提示した人について、ジムやホテルなどの利用を解禁する。国民の45%以上にワクチンの接種が進んだことで、ロックダウンの解除を進める考えだ。

 政府は、2回目の接種から1週間が経った人と、感染から回復済みの人に対し、グリーンパスと呼ばれる許可証を発行する。これを提示することで、21日からジム、スタジオ、ホテル、プールの利用や、文化・スポーツイベントへの参加などを認めることを決めた。グリーンパスを持たない人がそうした施設を訪れた場合、1千シェケル(約3万円)の罰金を科される。

 グリーンパスはQRコードがついていて、身分証明書とともに提示して確認を受ける仕組み。専用アプリで表示できるほか、保健省のウェブサイトから印刷することなどができる。

 イスラエルでは人口925万人のうち、422万人が1回の接種を終え、2回接種済みの人も285万人に達している。昨年末から感染の「第3波」に見舞われていたが、1月をピークに徐々に国内の感染者は減少しつつある。ネタニヤフ首相は20日、「我々は、世界で初めてワクチン接種によって生活を取り戻す国だ」として、さらに多くの国民に接種を受けるよう呼びかけた。(エルサレム=高野遼)

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