第2回除染事業、多額の追加報酬 「除名」された住民団体会長

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飯島啓史

拡大する写真・図版「除染特需」の果て②

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 2019年の夏、曇りの日だった。福島県田村市の移(うつし)地区の閉校した中学校の体育館で、地区の除染を請け負う住民団体「移再生プロジェクトチーム」の7年ぶりの総会が開かれた。262人が参加し、受付では1人5千円の交通費と、総会の記念として5千円分の商品券が配られた。会ではチームの解散が円満に了承される予定だった。

 壇上に上がった会長の男性(78)は「除染事業の金額は、最終的に26億5千万円。大変大きな数字で、これも皆様のご協力のたまものです」とあいさつ。約2年で除染には約450人の住民が参加し、すでに増額された日当約3万5千円も支払われていた。

 地域にもたらされた巨額の除染マネー。その功罪を伝える3回の連載です。

 会が中盤に差しかかった頃だ…

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連載「除染特需」の果て(全3回)

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