肺腺がんで入院の福岡県知事が辞職願提出 4月に知事選

枝松佑樹、山田佳奈
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 肺腺がんで入院中の福岡県の小川洋知事(71)が22日、公務復帰は難しいと判断し、服部誠太郎副知事を通じて県議会議長に辞職願を提出した。辞職は3月下旬になる見通しで、後任を決める知事選は4月中に行われる。

 小川氏は21日夜、後援会の最高幹部に辞職する意向を電話で伝えた。22日午後に入院する九州大学病院福岡市東区)に職務代理を務める服部副知事を招き、吉松源昭県議会議長宛ての辞職願を手渡した。その後、服部氏が吉松議長に辞職願を提出した。

 小川氏は肺の不調を訴え、昨年12月に続き今年1月20日から再入院。県は今月9日、小川氏が原発性の肺腺がんと診断され、12日に予定していた公務復帰を延期して入院を続けると発表していた。

 小川氏は肺に水がたまるなど病状が上向かず、22日に始まった定例県議会で新年度予算案が成立する見通しがつけば辞職する意向を周囲に伝えていた。

 小川氏は旧通商産業省出身。特許庁長官や内閣広報官を経て、2011年4月の福岡県知事選で初当選した。現在3期目で任期は23年4月まで。(枝松佑樹、山田佳奈)