西の「将棋の聖地」関西将棋会館が移転 大阪府高槻市へ

村上耕司
[PR]

 公益社団法人日本将棋連盟佐藤康光会長)は22日の臨時総会で、大阪市福島区にある関西将棋会館大阪府高槻市に移転することを賛成多数で決めた。老朽化のため、現在地での建て替えを検討していたところ、高槻市から移転を打診されていた。今後、同市と協議を進め、2023年度中の移転をめざすという。

 現在の関西将棋会館は1981年に完成。鉄筋コンクリート造り5階建てで、対局室や道場、売店がある。1階にはレストランも入る。JR大阪環状線福島駅から徒歩3分と交通の便もよく、東京・千駄ケ谷の将棋会館と並び、将棋の聖地として知られている。近年は日本将棋連盟関西本部所属の藤井聡太二冠(18)や豊島将之竜王(30)ら注目棋士の対局も数多く行われている。

 移転先として検討しているのはJR高槻駅近くの市有地で、建設に市の協力が見込めるという。総会後の会見で脇謙二専務理事は「高槻市議会の承認も必要なので、今後は動きを見ながら協議していきたい」と話した。

 高槻市は棋士を招いたイベントを開くなど、将棋を通じた地域振興に取り組んでいる。2018年9月には日本将棋連盟と包括連携協定を結んだ。

 東京の将棋会館も老朽化のため、現在地近くに建設予定のオフィスビルに移転する計画を進めている。(村上耕司)

高槻市長「全力で支援する」

 関西将棋会館大阪府高槻市への移転決定を受け、同市の浜田剛史市長は22日、「将棋のまちづくりを推進している市にとって追い風になるもので、心から歓迎する。引き続き移転の実現に向け、全力で支援する」とコメントした。