警察官ら懲戒処分15人、訓戒など181人 大阪府警

岡野翔
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 大阪府警で2020年、警察官ら15人が懲戒処分を受け、のべ181人が訓戒や注意を受けていたことが、朝日新聞の情報公開請求でわかった。全体の3割が業務に関わる不祥事だった。

 府警の開示文書などによると、懲戒処分は警部補以下の15人で、前年より8人多い。うち20代が9人を占めた。

 最も重い免職は5人(前年比4人増)。大麻取締法違反(所持)容疑で昨年6月に逮捕された堺署員ら当時20~22歳の男性巡査4人が含まれる。4人は交友関係があり、署員から譲り受けるなどした大麻を勤務時間外に吸っていたことを府警の事情聴取に認めたという。2人が有罪判決、1人が略式起訴で罰金刑を受け、1人は不起訴処分(嫌疑不十分)だった。

 ほかの免職者は、中学生と小学生の兄弟から落とし物として預かった1万円札を着服した城東署の男性巡査(当時21)。4月に業務上横領容疑で逮捕され、起訴猶予となった。

 減給は8人(前年比3人増)で、大型バイクを運転中、信号を無視して歩道を走行し、自損事故を起こした住之江署の男性巡査(当時20、依願退職)ら。戒告は2人(前年比1人増)で、部下の女性に数カ月にわたりセクシュアルハラスメントを続けた高石署の男性警部補(当時40)ら。

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 内規に基づく訓戒は42人(前年比2人減)、注意は139人(同40人減)。

 新型コロナウイルス感染拡大が続いた昨年8月、外泊許可を受けずにキャンプに出かけた当時20~24歳の男女10人の巡査が所属長注意になった。警察学校の同期生で、7人はバンガローに泊まり、3人は日帰りで、一緒にバーベキューをしたり酒を飲んだりした。

 内規では、外泊時は事前に上司に伝える必要がある。さらに当時は多人数での会合や飲酒など、感染リスクの高い行動を自粛するよう府警が指導していた。巡査らは「正直に伝えると認められないと思い、無断で行くことを示し合わせた」と話したという。

 このほか、交通事故捜査の実況見分の書類に記載漏れが見つかり、必要な手続きを怠って情報を書き加えた20代の男性巡査長や、当直勤務中に警察署の敷地内で隠れて喫煙し、ぼやを起こした50代の男性巡査部長らが所属長訓戒を受けた。パワハラや不倫、飲酒トラブルも相次いだ。(岡野翔)