「魔王」「荒城の月」…懐かしの歌曲をシニアに 愛知

鈴木裕
[PR]

 みんなが知っている懐かしい歌曲のコンサート「歌曲(リート)が紡ぐ 春への祈り」が25日、愛知県の長久手市文化の家で開かれる。シニアの人たちに気軽に足を運んでもらう「午後の佇(たたず)み」の企画で、ソプラノの本田美香さんとピアニスト丸尾祐嗣さんが、シューベルト「魔王」や山田耕筰「この道」などを演奏する。

 コロナ禍で声楽のコンサートが減るなかで、「歌曲の良さを楽しんでもらう機会にしたいと、みなさんが知っている曲、教科書に出てくる作曲家の作品を選んだ」と本田さんは話す。

 日本とドイツの歌曲から選び、ほかにシューベルト「野ばら」、歌曲集〈冬の旅〉より第5曲「菩提樹(ぼだいじゅ)」、滝廉太郎「荒城の月」などを、ピアノ伴奏で歌う。本田さん、丸尾さんはいずれも愛知県立芸術大学出身で、県内を中心に音楽活動をしている。

 コンサートでは、ドイツ語の歌詞の訳をスクリーンに映すことで、ドイツの歌曲により親しんでもらう工夫を考えているという。

 「午後の佇み」は、3年ほど前から文化の家が取り組んでいるシリーズ。シニアが外出しやすい午後の時間帯に、クラシックやジャズ、ポップスなどの演奏会を、お値打ちな価格で1時間ほどの演奏時間で企画している。

 コンサートは25日午後2時開演、文化の家森のホール(同市野田農、0561・61・2888=チケット専用)。入場料千円。新型コロナウイルス対策のため、舞台と客席の間隔を大きく取っているほか、客席も通常の3分の1ほどに減らして開く。(鈴木裕)