地区V同士の対戦、昨秋決勝の再現も 初戦の好カードは

高校野球

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 対戦相手が決まった第93回選抜高校野球大会。1回戦から好カードが目白押しだ。

神戸国際大付―北海(第1日第1試合)

 開会式直後の第1試合は、ともに好投手を擁するチーム同士の対決になった。神戸国際大付の右腕阪上翔也は昨秋の公式戦5試合に登板して3完投。兵庫県大会決勝は完封した。捕手の西川侑志主将は「はつらつとしたプレーをしたい」と意気込む。対する北海の左腕木村大成も昨秋の北海道大会準決勝、決勝と連続完封。宮下朝陽主将は「一番最初の試合で、とてもうれしく思う」と喜んだ。

明徳義塾―仙台育英(第1日第2試合)

 大会第1日に昨秋の地区大会優勝校がぶつかる。東北王者の仙台育英は、経験豊富な右腕伊藤樹や好左腕の古川翼ら力のある投手がそろい、継投も得意。島貫丞主将は目標を「日本一」と言い切る。対する四国王者・明徳義塾の米崎薫暉主将は、「一戦必勝」。昨秋の登板7試合で全て完投したエース代木大和が大黒柱。馬淵史郎監督が「勝つ投球ができる」と信頼を寄せる左腕が、強力打線にどう立ち向かうかに注目だ。

東海大甲府東海大相模(第2日第3試合)

 昨秋の関東大会準々決勝と同じく、東海大甲府東海大相模の「Tokai」対決となった。甲府の村中秀人監督、相模の門馬敬治監督は相模の先輩、後輩でもある。

 昨秋は甲府が2―1で逆転サヨナラ勝ち。互いに5安打ずつ放つなど力も伯仲した。相模の大塚瑠晏(るあん)主将が「やっぱり負けているのでリベンジしたい」と言えば、甲府の三浦諒太主将は「(相模の)石田(隼都)を打つ練習をしてきた」とライバル心を隠さなかった。

具志川商―八戸西(第3日第1試合)

 21世紀枠で甲子園初出場校同士の対決が決まった両主将。具志川商の粟国(あぐに)陸斗主将が「地元はめっちゃ盛り上がっている。支えてくれる人に結果で恩返ししたい」と言えば、八戸西の宮崎一綺主将は「地域の方々も応援して下さる。勝利で恩返ししたい」と語った。試合の抱負を聞かれた粟国主将は「一球を全力で、全力疾走を最後まで貫きたい」、宮崎主将は「明るく礼儀正しく格好いい野球をする」と答えた。

 21世紀枠出場校対決は、第85回大会の遠軽(北海道)3―0いわき海星(福島)、第88回大会の釜石(岩手)2―1小豆島(香川)に続いて3回目になる。

福岡大大濠―大崎(第3日第2試合)

 初陣の大崎は昨秋の九州大会決勝で破った福岡大大濠と再びぶつかることに。秋山章一郎主将は「冬を越して相手も力をつけていると思う。しっかり自分たちの野球ができれば」と身構えた。ともにエースが登板せず、大崎は11安打を放ち、4安打に抑えている。打撃が課題となった福岡大大濠の川本康平主将は「次に対戦するときには勝てるようにと目標にしてきた。初戦で当たるのは光栄」と気持ちを高めた。

智弁学園大阪桐蔭(第4日第2試合)

 昨秋の近畿大会決勝の再戦がいきなり実現する。第4日第2試合の智弁学園大阪桐蔭。事前の予備抽選により、大阪桐蔭の池田陵真主将が31番目にくじを引く時点で残り2枠。智弁学園の隣に入ると、思わずにやりと笑った。3―7で敗れた雪辱に燃え、「自分たちの武器の足を生かして戦いたい」。智弁学園の山下陽輔主将は「来るかな、と思っていたら本当に来た」。優勝候補同士の好試合が期待される。

中京大中京専大松戸(第6日第1試合)

 同じ県から2校が出るところ以外で、一番初めにくじを引いた昨秋の東海王者・中京大中京は1回戦最後の第6日となった。最速151キロのエース畔柳(くろやなぎ)亨丞は大会屈指の右腕と名高く、原尚輝主将は「着実に大会に近づくごとに仕上がっている」と太鼓判を押した。対する専大松戸は関東4強だが、エース深沢鳳介が登板8試合のうち5試合で完投するなど安定しており、引けを取らない。両投手を打線が早く援護できるかがカギになりそうだ。