ロヒンギャ難民が日本に逃げて分かった ミャンマーの闇

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村上友里
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 石の上でひざ立ちさせられた拷問の痛みは今も忘れない。ミャンマーを逃れ、難民認定を受けて愛知県で暮らす男性(54)は「必ずまた国軍がクーデターを起こすと思っていた」という。なぜ母国で民主主義が根付かず、軍の強権が続くのか。来日して約30年になる男性は、2月のクーデターを機に、改めてその理由が見えた気がしている。

 ミャンマーではクーデター以降、軍への抗議活動で死者が出て、デモの参加者が次々と拘束されるなど混乱が続いている。

 キンマウンラさんが軍に拘束されたのは1991年ごろ。最大都市ヤンゴンの市場で買い物中に突然拘束された。88年8月の大規模な民主化運動の際の「学生リーダー」だったと認定されたためだった。

 とがった石の上にひざで立たされ、手や足指が床につくと棒で殴られた。痛みで何度も気を失った。「誰が指示した」「次の目的は何だ」と民主化運動のことを聞かれた。

 だが88年当時、キンマウン…

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