新さっぽろ駅周辺の再開発進む 札学大など4月開学

芳垣文子
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 【北海道】JR新札幌駅と札幌市営地下鉄新さっぽろ駅」周辺地区(札幌市厚別区)の再開発について23日、事業者の大和ハウス工業などが進捗(しんちょく)状況を発表した。二つの街区に大学や病院、分譲マンションなどを建設する大規模事業で、街区全体で効率的なエネルギーの消費と供給に取り組むシステムも導入する。

 総事業費は約500億円。二つの街区はJR新札幌駅の南側・G街区と北側・I街区で、開発総敷地面積は約5万5700平方メートル。G街区には札幌学院大の新学部・経済経営学部と、学校法人滋慶学園札幌看護医療専門学校の建物が完成し、4月に開学する。

 北側のI街区には、地上30階建て、220戸の分譲マンションの建設が始まっており、2023年の完成を目指す。コロナの影響を考慮し、共用スペースにはテレワークを想定した場所も備えるという。新さっぽろ脳神経外科病院、交雄会メディカル記念塔病院、新札幌整形外科病院も22年夏に移転する予定。ホテルと商業施設も建設予定で、各施設は1周約200メートルの楕円(だえん)形空中歩廊で結ばれる。

 I街区ではエネルギーセンターを設置し、街区全体に電気と熱エネルギーを供給。AIなどを活用しながら効率的な消費・供給システムを構築し、街区全体で省エネや低炭素に取り組んでいく計画だ。

 新千歳空港へのアクセスや道央道のインターが近い交通結節点として期待が高まる地域。発表会で大和ハウス工業北海道支社の菅原貴志・北海道マンション事業部長は「各施設を連携させつつ既存地域の人にも利活用してもらいながら、副都心としての飛躍に貢献していきたい」と述べた。(芳垣文子)