缶コーヒー、コロナ禍で販売急減 コラボ缶で若者に狙い

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神山純一
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 缶コーヒーの販売減に歯止めがかかりません。元々減っていましたが、働く人に好まれていた商品なだけに、コロナ禍の外出自粛や在宅勤務が打撃になりました。各メーカーは、人気アニメとのコラボなどで消費者のつなぎとめに必死です。

 調査会社の富士経済によると、缶コーヒーの昨年の販売額(12月末時点)は5043億円の見込み。10年前に比べて約3割減った。主にオフィスや仕事の合間に飲まれてきたが、需要の中心だった中高年男性の退職などで販売減が進んだ。新型コロナウイルスの影響で外出自粛や在宅勤務が広がり、さらに減少が加速したという。同社の大石憲一・主任研究員は「缶コーヒーは自動販売機での販売が半分程度を占める。在宅勤務だと、(粉末タイプなど)別の形態に流れる」と指摘する。

 業界団体の日本自動販売システム機械工業会によると、2019年12月末時点の飲料用自動販売機の設置台数は237万5400台で、前年比2%減。設置場所の飽和状態に加え、人手不足で維持管理に手が回らず、集約傾向にあるという。

 ペットボトル型のコーヒーも競合となっている。17年にサントリー食品インターナショナルがペットボトルの「クラフトボス ブラック」を発売。ちびちび、だらだらと飲む「ちびだら飲み」をデスクワーク中心のITワーカーらに提案した。若者らにヒットし、同業他社の参入も相次いだ。

 ただ、現在もコーヒー市場における缶コーヒーの割合は高い。中高年層に微糖や「ブラック」などの商品で健康志向を訴える一方、若い世代を掘り起こそうと、「コラボ缶」をアピールする。コカ・コーラシステムの「ジョージア」は、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のデザインが入った商品を投入。ダイドードリンコは人気アニメ「鬼滅の刃」とのコラボ商品を売り出し、好調という。

 メーカーからみれば、自販機

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