【動画】消火活動が続く 栃木・足利の山火事=遠藤雅彦撮影
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 栃木県足利市の両崖(りょうがい)山周辺で21日午後に出火した山火事は、4日目となった24日午後1時現在も燃え広がっている。市はこれまでに周辺の172世帯に避難勧告を出している。

 夜間はヘリによる上空からの消火活動を中断していたが、24日朝から自衛隊ヘリ5機などが散水を再開。焼失範囲も21日夕に把握した約10ヘクタールという数字以降は目測できていないという。

 22日から陸上自衛隊に出動を要請し散水を始めたが、強風のため消火活動は中断しがちになっていた。火勢は収まらず、両崖山西側だけではなく、23日には市役所や県立足利高校がある東側、西に離れた尾根続きの天狗山周辺にも広がった。民家に約500メートルまで迫った箇所もあり、市は周辺に避難勧告を出した。栃木県には16日から乾燥注意報が出されている。

 現場は史跡足利学校や古刹(こさつ)の鑁阿寺(ばんなじ)を見下ろす標高250メートルほどの山林。両崖山や西に連なる天狗山を巡るルートは人気のハイキングコースになっている。

 火災は21日午後4時ごろに起きた。両崖山の西側、奥の沢付近で「火が出ている」と通報があった。消防が消火活動に当たったが、足場が急で水の便が悪く、活動が進まない状況が続いた。(根岸敦生