相原亮
総務省幹部らが菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から接待されていた問題で、1日で7万4千円超の飲食費を支払ってもらっていた山田真貴子・内閣広報官(60)はどういう人物なのか。
菅義偉首相の記者会見で、「次の日程がありますので」と打ち切る役回りで知られるが、霞が関や永田町では「異例の抜擢(ばってき)」「女性初」の役職を歴任したエリート官僚の一人だった。
山田氏は早大卒で、1984年に旧郵政省に入った。東北新社から接待を受けた谷脇康彦・総務審議官とは同期だ。若手の頃に英国へ留学するなど、国際畑の役職が多かったが、「得意分野に偏らない、オールマイティーな人」(同省関係者)という。
2004年に世田谷区の助役に出向し、3年後には副区長になった。当時、総務省から東京23区の要職に就く人事は異例だったという。
山田氏が一躍有名になったのは…
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