リコール書き写し 事務局幹部が締め切り直前に発注か

村上友里、高絢実
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 大村秀章愛知県知事へのリコール署名の偽造容疑事件で、佐賀県内で署名を書き写すアルバイトの募集がかけられた時期が、昨年10月25日の署名集めの締め切り直前だったことがわかった。リコール運動事務局幹部から広告関連会社側に発注され、署名数を増やす目的だったとみられる。

 広告関連会社の関係者によると、事務局幹部個人から広告関連会社の屋号にあてた発注書の日付は、昨年10月20日前後。署名集めは大部分の自治体で同月25日に締め切られた。発注金額は数百万円で、追加募集もあったという。同社側は下請け会社を通じ、人材紹介会社にアルバイト募集を依頼したが、受注金額を大幅に超える金額を支払ったため約1千万円の赤字となったという。

 発注書には、「アルバイトが行う代筆」についての約束事も記されていたという。

 広告関連会社は24日、取材に「現段階でコメントを差し控える」、下請けの社長は「現時点では答えられない」と話した。発注書の存在について事務局幹部は取材に「事実無根」と否定している。(村上友里、高絢実)