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 三重県菰野町の「観光ポスター」の2021年度版のキャッチコピーが決まった。「さあ、今こそ『新呼吸』 人、食、自然、心癒(いや)すあなたのふるさと」。町と包括連携協定を結んでいる名古屋外国語大学などの学生が考案した約230作品の中から、最終的に一般投票で決まった。

 学生とのコラボによるキャッチコピー作りは12年度から続いている。今回は、コロナ禍が町の観光業界にも大きな影響をもたらしたことから、「3密」を回避できる屋外観光をPRしようと、テーマを「菰野の自然を歩く」にした。

 湯の山温泉街で19年に開かれたウォーキング大会の写真に、テーマに沿ったキャッチコピーをつけてもらった。参加したのは名古屋外大のほか、東海学園大、京都芸術大の学生たち。町役場での選考などで9作品に絞ったあと、1月12日から2月14日にかけて「総選挙」と銘打ち、町内各所に設けた投票箱とネットで投票を呼びかけた。

 その結果、投票総数613票のうち124票を集めた「新呼吸」が選ばれた。町観光産業課は、マスク生活で深呼吸できない日々を送る人々が「新たな呼吸」という表現に共感を示したのではないかと見ている。

 19年度には、名前にシカとついているものの、実はウシ科に属する「ニホンカモシカ」の写真に「誰が、鹿や。」のキャッチコピーをつけたポスターが、ツイッターなどを通じて話題を呼んだ。町観光産業課の担当者は「新しいポスターを見た人が、コロナ禍後の訪問先として、菰野町を選んでくれたら」と期待する。(黄澈)

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