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#コロナを生きる言葉集

 一番に不要とされる仕事だと思ってました(花屋で働く作家・木村咲さん)

 作家の木村咲さん(34)が働いている大阪府内の花屋では、昨年2月ごろから新型コロナウイルスの影響が出始めた。

 会社の送別会やピアノの発表会などが中止となり、卒業式も縮小され、花束の注文キャンセルが相次いだ。

 緊急事態宣言が出されたことで、飲食店向けに届けることもなくなった。

 外出自粛が本格的になってしばらく経った昨春、変化が出始めた。

 「自宅に癒やしが欲しい」と、食料品などの買い物ついでに花や小さな観葉植物、苗などを購入する人が増え始めた。

 店員同士で「もうお客様は来ないだろうし、休業にする可能性が高いな」と話していただけに驚いた。

 木村さんはツイッターで自らの思いをつぶやいた。

 「外出自粛、最低限の買い物のみ、となると花屋なんて、一番に不要とされる仕事だと思ってました。でも……花や野菜の苗を買うお客さん、休校中のお子さんと育てるとのこと。家に飾る生花や観葉を買うお客さん、家にずっといるから……と。花って不要じゃないんだ。こんなときこそ必要なのかもしれない」

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。